反り腰と腰痛について
〇仰向け(上向き)で寝ると腰が浮く、痛む。
〇朝起きると腰が痛む。
〇長時間の立ち仕事が辛い。
〇骨盤が前に傾いている。
〇腰や周辺の筋肉が緊張している。
このような症状がある方は、「反り腰」が過剰になっている事が多いです。
➀反り腰とは
反り腰とは骨盤の前傾が強くなっていて、腰椎の前弯が強くなっている状態です。
この状態ですと腰椎が常に後傾しており負荷がかかり腰痛になりやすくなります。
特に睡眠時など仰向け姿勢になると腰が浮いてしまい、睡眠中常に腰を反っている状態になります。
その為、起床時腰痛になる事が多いです。
②なぜ反り腰になるの?
反り腰の原因として、
(1)遺伝的要因
元々の姿勢が反り腰の方も多いです。
適度な反り腰では腰痛にならない事も多いですが、過剰に反り腰になると腰痛など不調が現れる事が多いです。
(2)股関節の固さ
股関節や周辺の筋肉が固いと骨盤を前傾するような力が強くなり結果反り腰が強くなります。
(3)筋肉のバランス
腹筋、背筋のバランスの低下。
腹筋が弱く、背筋が強いと反り腰が強くなる傾向にあります。
◎骨盤を前傾させる筋肉の緊張
大腿直筋(大腿四頭筋)、大腿筋膜張筋、腸腰筋、脊柱起立筋
◎骨盤を後傾させる筋肉の筋力低下
腹筋郡、ハムストリングス、大殿筋
この筋力のバランスの乱れにより反り腰が強くなります。
(4)妊娠
妊娠によりお腹が大きくなると前に倒れないように上半身を後ろにのけぞらせようとしてしまいます。その為腰を反るような姿勢になり反り腰に繋がります。
③反り腰のセルフケ
(1)背筋のストレッチ
背筋郡の緊張が反り腰を増長します。
身体を丸め背筋郡のストレッチをしましょう。
朝起きる際に体を丸めてから起きる事もおススメします。
横向きになって丸まっても良いです。
(2)大腿直筋のストレッチ
大腿直筋(大体四頭筋)が緊張すると骨盤を前下方に引っ張ってしまうため骨盤の前傾が強くなり反り腰を増長します。
太ももの前の筋肉をストレッチして大腿直筋(大腿四頭筋)の緊張を緩めましょう。
(3)クッション性のあるマットレスで寝る。
反り腰で起床時に腰痛のある方は、睡眠時腰が浮いていて腰椎が常に後傾状態にあります。
その為、睡眠中常にブリッジしている状態になり、起床時腰痛になります。
また、腰が浮いている分、背中と骨盤で体重を支えているため、背中や骨盤(仙腸関節付近)にも痛みが出る事があります。
その為、反り腰で仰向けで寝る事の多い方は、クッション性のある柔らかめのマットレスや布団の方が合う傾向にあります。※個人差がありますのでご自分に合うものをご使用下さい。
反り腰の方は、枕を高めにして、横向きで寝る事も、不調の予防になります。
④すみ治療院の反り腰対応
当院では反り腰の方の施術として、
全身調整+骨盤矯正
をおススメしております。
股関節の緊張や、骨盤の傾く、太ももの筋肉のバランス、腰の緊張
にアプローチして、過剰な反り腰と腰痛の施術を行います。