「冬バテ」って何?寒い季節の不調を解消しよう!

「冬バテ」って何?寒い季節の不調を解消しよう!

①冬バテとは?

最近耳にする機会の増えた「冬バテ」。
冬バテとは、寒い季節に体調がすぐれなかったり、不調が現れる事を言い、
当院に来院されている患者さんも冬季間は特に不調が現れている方が多いです。

当院に来られる方の冬バテの症状として以下の症状が多いです。

〇朝起きる事が苦痛で布団からなかなかでる事ができない。

〇日中眠気が強く、授業中や仕事中ウトウトしてしまう。

〇ダルさが続き休んでも疲労感が抜けない。

〇首、肩、背中の緊張が強く時々寝違えたり、ギックリ腰になる事が多い。また、頭痛が強い。
※冬場は当院でも、冬バテと除雪疲れが重なり、ギックリ腰になる方が多くなります。

〇冷え性が悪化。

〇食欲がわかず、お腹の調子も優れない。

〇気分の波が激しくなり、なにをしても億劫になる。ため息が増える。

〇シーズン風邪を引く。

こういった症状の方が多くなる印象です。

➁なぜ冬バテになるの?

冬バテの原因には以下の物があげられます。

〇寒暖差による自律神経の乱れ。
近年の冬は寒暖差が激しく自律神経が乱れやすくなります。
自律神経が乱れると、身体の調整が上手くできなくなり、
冬バテの症状が現れやすくなります。

自律神経の仕組みと不調

〇除雪疲れなど冬由来の疲れの蓄積。
冬はお正月や就職、進学準備、除雪など、心身ともに忙しくなる事が多くなります。
その疲労からお体の不調が抜けにくくなります。

〇血行不良
寒さにより、血管が収縮する事で筋肉が緊張しやすくなります。
そのため首肩の緊張や頭痛、冷えなどが現れやすくなります。

〇運動不足
寒さや雪により外出機会が減ると運動機会も減り筋力不足や血行不良から、
血流が滞り筋肉が緊張して、不意な痛みや不調が起こりやすくなります。

〇栄養不足・偏った食事
冬はクリスマスお正月、忘新年会など偏った食事が多くなります。
また、過食になる方も多くなります。その為栄養不足や胃腸の疲れから冬バテになりやすくなります。

〇睡眠の質の低下
冬は日照時間も短く、体内時計のバランスが乱れやすくなり、自律神経が乱れ不調が現れやすくなります。

③こんな人がなりやすい

冬バテになりやすい方は日頃から以下の特徴があります。

〇元々冷え性で手足が冷たい。
冬バテになりやすい方は夏場でも手足が冷たい事が多く、
施術中手や足を触るととても冷たい事が多いです。

〇温度差が激しい環境でお仕事などされている。
夏バテにも共通する事で、冷房、暖房など室内と室外の温度差の激しい場所を行き来する方は不調を感じやすくなります。

〇運動不足の方
冬バテの症状のある方に日頃の運動習慣を伺うと、そうでない方に比べて運動頻度が少ない方が多いです。特に冬場は運動を休む方も増える為、血流の滞りがおきやすくなり冬バテなどに繋がりやすくなります。

〇ストレスが多く、自律神経が乱れやすい方。
冬バテになる方はストレスを感じやすかったり、ため込みやすい傾向にあります。
当院の患者さんでも冬バテの方はストレス指数が高い傾向にあります。
特に胸鎖乳突筋の緊張が強い傾向にあります。

〇食生活が乱れやすい方
冬バテが多い方は日頃から過食や過度な飲酒をしている方が多い印象です。
胃腸の疲労は自律神経の疲れに繋がり、不調につながりやすくなります。

〇睡眠の質が低い、または睡眠不足の方
スマホの使用時間が長い方や、夜就寝ギリギリまでスマホを使用している方が多いです。

④冬バテの予防は?

冬バテを防ぐためには、生活習慣を整えることが大切です。

〇適度な運動を心がける
軽いストレッチやウォーキングで血流を促進しましょう。

〇食生活を整える
体を温める食材(生姜、ネギ、味噌など)や、ビタミン・ミネラルを意識して摂取しましょう。

〇睡眠をしっかりとる
質の良い睡眠を確保するために、就寝前のスマホ使用を控え、温かい飲み物でリラックスするのがおすすめです。

〇冷え対策を徹底する
重ね着や温かい飲み物を取り入れ、体を冷やさない工夫をしましょう。

〇ストレスを溜めない
自律神経のバランスを保つために、リラックスする時間を確保しましょう。

⑤冬バテと整体、鍼灸の意義

整体や鍼灸は、冬バテの予防・改善に大きな役割を果たします。

〇血行促進
整体では、筋肉のコリをほぐし血流を良くすることで、冷えや疲労感を改善します。

〇自律神経の調整
鍼灸はツボを刺激することで、自律神経のバランスを整え、冬バテの症状を和らげる効果があります。

〇体温調整機能の向上
鍼灸治療で内臓の働きを活発にし、体温調節機能を高めることで、冷えにくい体を作ります。

〇リラックス効果
施術によりリラックスすることで、ストレスが軽減し、質の良い睡眠がとれるようになります。

⑥効果的なストレッチ、体操、ツボ

冬バテ対策として、簡単にできるストレッチやツボ押しを取り入れましょう。

ストレッチ

〇肩回し:肩を前後に大きく回して血流を促す。

〇背伸びストレッチ:両手を上に伸ばし、ゆっくり深呼吸をする。

〇足首回し:足首を回して血流を改善。

〇体操:全身の血行を良くする。

〇スクワット:下半身の筋肉を鍛えて代謝アップ。

ツボ

三陰交(さんいんこう):内くるぶしから指4本分上にあるツボ。冷えやむくみに効果的。

合谷(ごうこく):親指と人差し指の骨の合流点にあり、自律神経を整える。

湧泉(ゆうせん):足の裏の中央付近にあり、疲労回復や血行促進に役立つ。

⑦冬バテと除雪疲れ、ぎっくり腰との関連性

冬の除雪作業は、想像以上に体への負担がかかります。特に以下の点が冬バテやぎっくり腰と関係しています。

除雪疲れによる筋肉の硬直
除雪は同じ動作の繰り返しになりやすく、筋肉が硬くなり血流が悪くなります。これが冬バテの悪化やぎっくり腰の原因となります。

急激な負荷と冷え
寒冷環境での重労働は、筋肉や関節に負担をかけ、ぎっくり腰を引き起こしやすくなります。

姿勢の崩れ
除雪時の前かがみの姿勢や、重い雪を持ち上げる動作が腰に負担をかけます。

疲労の蓄積
除雪の後、適切なストレッチやケアをしないと、筋肉が硬直し、冬バテや腰痛を引き起こしやすくなります。

除雪後のストレッチや整体・鍼灸のケアを取り入れ、体をしっかりケアすることが大切です。

 

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