天気と不調の関係性

【天気と不調】

天候の変化や季節の変わり目になると不調や痛みが続いてしまう方が多いかと思います。
当院でも梅雨に入ってから不調を訴える患者さんが多くなりました。
梅雨時期や季節の変わり目に
◎頭痛み
◎イライラ
◎肩こり・腰痛・膝痛
◎関節痛
◎古傷や持病の再発
◎めまい
◎耳鳴り
◎無気力
◎うつ症状
◎落ち込み
◎疲労感・倦怠感
◎吐き気
◎喘息
などの症状が現れる事を『気象病』と呼びます。

【どうして気象病になるの?】

◎雨が降るまえに頭痛や肩こりが酷くなる。

◎梅雨に入ってからイライラが収まらない。

◎季節の変わり目はめまいや耳鳴りが酷い。

など、普段から『天気と不調』を結び付けて考える方は多いのですが、
どうして天気が悪くなったり季節の変わり目に体に不調が現れるかはわからないという方が多いかと思います。
実は天気や季節の変わり目に不調が現れる原因は『自律神経』にあります。
体は常に『天気』『気圧』『気温』『湿度』など環境の変化にさらされています。
その変化に対応して生命活動を円滑に行うために『環境の変化に対応するために体を変化・調整』する必要があります。
この体の変化・調整を行っているのが『自律神経』です。
自律神経は

①交感神経:体や気持ちを活動的にする。

②副交感神:体や気持ちを落ち着かせる。

の二つに分けられます。
自律神経(交感神経と副交感神経)のバランスが上手く取れている人は環境の変化にもうまく順応できるのですが、
自律神経のバランスが乱れている方は環境の変化を『ストレス』と認識し、『交感神経』が過剰に反応してしまいます。
すると、『脈拍や血圧の上昇』『筋肉の緊張』『痛覚過敏』などおこり、体に様々な不調が現れます。
また、環境の変化、特に『気圧』が変化した際に『内耳』と呼ばれる耳の奥にある器官が反応します。
この『内耳』は『自律神経』と密な関係にあり、過度な気圧の変化を感じると交感神経を興奮させます。

【どんな人が気象病になりやすいの?】

◎乗り物酔いしやすい

◎片頭痛もち

◎ストレスを感じやすい

◎新幹線や飛行機に乗ると耳が痛くなる

◎几帳面な性格

◎猫背

自律神経や内耳が過敏な方、ストレスを抱え込みやすい方に多いです。

【気象病の対策】

①食生活の見直し

腸内環境が乱れていると自律神経が乱れてしまいます。『食物繊維』や『乳酸菌』を摂取する事で腸内環境を整える事で自律神経が整いやすくなります。

②雨の日の楽しみを作る

自律神経は気持ちや気分と密接に関係します。雨の日、気持ちが落ちていると、自律神経もより乱れがちです。『雨の日に着る服』や『雨の日のご褒美』など、雨が降る事が楽しみになるようなものを用意しておくと、気持ちの落ち込みを軽減できます。おススメは『雨の日はすみ治療院に行く』です(笑)

③アプリを使う

『頭痛~る』という気圧予想と体調管理を同時にできるスマホアプリがあります。気圧の急な変動を教えてくれたり、自分の体調を書き込めるため、自分がどんな気圧の変化のパターンに弱いのかを分析することができるアプリです。自分の弱い気圧の変化のパターンがわかると、前もって不調を予想できるようになるため、生活や体調を整えるきっかけになります。

④漢方薬

漢方薬には、自律神経を調整してくれたり、体の水分を調整してくれるものが多くあります。薬剤師さんなどに相談してみて自分に合った漢方薬を処方してもらう事もおススメです。

⑤ツボを押す

『内関』という『手首の内側にあるしわの真ん中から肘に向かって指3本分下で押すと響く場所』にあるツボで、もとともと、精神安定や、乗り物酔いに効くツボなのですが、『気象病』にも効果的です。症状が現れそうな時に押してあげると効果的です。

⑥猫背を整える

姿勢が崩れてくると、『呼吸が浅い』状態になります。呼吸が浅くなると自律神経が乱れやすくなります。季節の変わり目や梅雨時期は背性を調整して呼吸を深くしていく事が大切です。

【最後に】

人間も自然の中で生活している以上、環境の変化とは上手に付き合っていく必要があります。
天候など環境をかえる事はほぼ不可能です。そのため、自分自身の体質を変えていく事が重要になります。
気象病の対策は、頭痛や肩こりだけでなく、将来的な『脳梗塞』や『心筋梗塞』など、
生命に直結する病気の予防にも繋がるので、早めに対応しておくことをおススメします。
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